現場仕事のオンライン化、オンプレの課題がコロナで浮き彫りに
現場仕事のオンライン化は急務
コロナウイルスの感染が急拡大するまでは「会社に出勤する」ということは普通のことでした。ところが、一瞬にしてその前提が変わってしまいました。
会社に出勤するのは「やむを得ない事情がある時」に危険を冒してやることになってしまいました。しかも、出勤した人が危険にさらされるだけでなく、その人が接触することになるあらゆる人を危険にさらすことも念頭に置いて出勤しなくてはいけなくなってしまったのです。
しかも、有効なワクチンが入手可能になるまでには2020年3月末時点で1年から1年半はかかるので、早くとも2021年4月までは外出禁止令が出されることが当たり前の社会が到来することが予想されています。
こうした中でも、医療や物流そして生活に必須のものを製造する工場など、様々な現場の作業で命の危険にさらされながらも仕事をしている人がたくさんいます。
一人でも多くの人が遠隔から作業ができるようにすることで、現場が最小限の人数でも回るようにすることが求められています。
私たちはテック企業としてこうした現場の人達の負担を何とか軽減したいと考え、対応を続けています。
アドダイスの提供するサービスは、PCブラウザがあれば作業が可能です。
工場での検査、施設の管理、医療での診断、いずれもAIの学習から運用までインターネットに接続できる環境があれば在宅で仕事ができます。
今までなら現場に行かなければできないと思われていた作業も遠隔で対応できるようにする技術を提供しています。導入についてZoomでの相談窓口を設けました。(※TeamsやSkypeなど一般的な遠隔会議システムも対応可能です。)ご遠慮なくご相談ください。
オンプレミスの課題がコロナで浮き彫りに
HORUS AIはクラウド型のサービスなので、お客様用URLにアクセスして所定のIDとパスワードを利用してログインすれば利用出来ます。
ただし、特殊なケースではお客様がメンテナンスしているコンピュータに運用モードを展開して利用して頂く場合があります。
このようなコンピュータの使い方をオンプレミスと言います。Wipipediaでは以下のように定義されています。
オンプレミス ( 英語: on-premises(オン・プレミシズ)) とは、情報システムのハードウェアを使用者(通常は企業)が自社保有物件やデータセンター等の設備内に設置・導入し、それらのリソースを主体的に管理する運用形態をいう。
高速で大量の検査を行っている検査装置のAI化の場合は、装置の近くにAI用のコンピュータを配置しないと処理に遅れが発生してしまう場合があります。
このような場合はクラウド環境と同様にAI用PCを利用出来る技術を使うことでクラウドとして利用出来ます。
問題は、パブリック・クラウドに制限をかけて利用している場合です。
AmazonのAWSやMicrosoft Azureなどパブリック・クラウドはどこからでも、利用出来るのが良いところです。しかし、情報流出への危惧などから、特定の社屋で作業しないと、接続元制限によりクラウド環境に接続できないような制限がかかっている場合があります。
このようなサーバ運用の問題点が、コロナショックで浮き彫りになっています。
他の多くの国で出されているような外出禁止令が日本でも出された場合、自宅からは制限付きクラウド環境にはアクセスできないので、何かあっても手の打ちようがありません。
ビジネスが止まってしまっては、企業はお客様に対する責任を果たすことができません。
危機時においても滞りなく仕事を回し続けるBCPの観点からは、在宅勤務など遠隔からでもセキュアにクラウド環境を利用出できるようにする必要があります。
このように適切な措置を取ることで特殊な環境を含めて、今まではどうしてもオフラインで作業しなければいけなかった仕事も、オンラインで処理できるようになります。
コロナで様々な課題が浮き彫りになっていますが、テクノロジーで解決できることも沢山あります。
これを機に、自社の業務を見つめ直してみませんか。
できることから一つ一つ取り組みましょう!