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<開催報告>心身状態の「観える化」でより良い就労支援を目指して!「未病AI」社会実証、中間報告 8/19金・名古屋ハッチミーツ第4回ミートアップ

220819_お知らせ_ハッチミーツで講演中間報告

アドダイスでは現在、「未病AI」の実用化に向けた実証実験を国内外で展開しており、その一環として名古屋市の障がいある方の就労支援施設において、7月から社会実証を行っております。

ハッチミーツ4回目_プロジェクト概要図

プロジェクトの概要図

<プレスリリース>アドダイス、あいち福祉振興会と共に、障がいある方の就労支援施設において「未病AI」の社会実証を実施!(2022.06.29)

この社会実証誕生のきかっけとなったのは、名古屋市の先進技術社会実装支援プログラム「Hatch(ハッチ) Technology NAGOYA」です。アドダイスは、この中のネットワークコミュニティ「Hatch Meets(ハッチ・ミーツ)」において、障がいある方の就労支援を行う「あいち福祉振興会」様と共に、社会実証プロジェクトに参加しています。

8/19金、今年度第4回目のミートアップが開催され、プロジェクトの中間報告が行われました。

心と身体のコンディションの「観える化」で、より良い就労支援の実現へ

まずあいち福祉振興会代表の中島様より、プロジェクトの現状についてお話をいただきました。

あいち福祉振興会様では、主に心に障がいを抱える方を対象に就労支援を行っています。自分にはどんな仕事が適しているのか?どんな仕事なら続けられるのか?などお悩みを抱える方と向き合い、就労先の紹介、カウンセリング、アドバイスなど繰り返しながら、継続的な就労に向けてサポートを実施しています。

これらの方々は、引きこもりであったり、何らかの服薬を続けている方も多くいらっしゃいます。服薬で、睡眠に影響が出ている方もいます。どんな生活リズムが適しているのか、どんな人間関係ならスムーズに就労し社会に適合していけるのか?なども、大きな課題です。

現在は、スタッフがそれぞれの経験や知識に基づき、主観的に行っている就労希望者へのアドバイスですが、ResQ AIによる解析で観える化されたデータに基づき、面談を実施したり、お仕事を紹介したりできるようにしていきたい、とのお話をいただきました。

例えば、仕事A、仕事Bそれぞれに就いた時、Aで就労している時のほうがストレススコアが低いなら、Aのほうがその人に適しているのではないか、あるいは対人関係のストレスなどもわかれば、よりその人の希望に沿った就労環境の提供が可能になります。

またResQ AIの解析から、スタッフが「この人はちょっと今、心身状態が良くないようだから、声をかけて面談をしてみよう」など、適切なアクションを起こすきっかけにもなります。そういったサービスの充実へ、繋げて行きたいとのことでした。

ハッチミーツ4回目_名古屋あいち福祉振興会_中島様

あいち福祉振興会 中島様

「未病AI」で、すべての人のWell-beingの実現を目指したい

中島様のお話を受け、アドダイスの代表取締役CEO・伊東大輔よりプロジェクトの中間報告をさせていただきました。

心の状態は、本人が不調を感じていても、周りからは見ることができません。あいち福祉振興会スタッフの方が就労希望の方と面談等で対応されるとき、ご利用者の状態把握はスタッフの主観によります。これをウェアラブルIoT+ResQ AIで「観える化」し、より良い就労支援につなげよう、というのが今回の取り組みです。

ResQ AIは、バイタルデータから心身の重症化リスクを学習し解析、スコアとして提示します。これがストレスの「観える化」です。自分自身でも気づけない心の不調、身体の不調…本当の「病気」になってしまう、その手前の状態(未病)をAIが教えてくれることで、以下の効果が望めます。

・客観的データに基づいた支援の実現
・スタッフと就労希望者のスムーズなコミュニケーションを実現
・就労希望者自身が、自分の心身状態について自覚を得られる
・スタッフも仕事がしやすくなる、働きやすくなる 等

今回の社会実証では、「未病AI」でよりスムーズな就労支援を実現し、心に障がいを持つ方が社会の一員として働く喜びを得られるお手伝いをしたいと考えています。さらには「すべての人が健康で長生きできる人生、すべての人のWell-being向上に貢献したい、AIで安心・安全な世界の実現に貢献したい、これがアドダイスの目標です。引き続き、本社会実証に取り組んで行きたいと思います。

ハッチミーツ4回目_名古屋あいち福祉振興会_アドダイス講演

(画面下)アドダイス代表取締役CEO・伊東大輔(Zoom参加)

利用者メリットをしっかりと伝えて行くことが大事

中島様、伊東のプレゼンテーション後、Hatch Technology NAGOYAのアドバイザーである名古屋大学・大学院情報学研究科 社会情報学専攻講師の浦田真由様(ご紹介こちら)から、以下のようなアドバイスをいただきました。

「ResQ AIは、個人のWell-being価値向上に貢献するものであると思います。これを定量化していくには、利用者メリットをしっかり打ち出していくことが大事。個人情報を守りつつ、得たデータをどう使っていくか?など利用者にわかりやすく、ウェアラブルIoTをつけたいと思えるようにしていくことが必要ではないか」

浦田様のアドバイスを、今後のResQ AI開発に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。

本社会実証については、今後もレポートして参ります。アドダイスの今後の取り組みに、ご期待ください!

<関連情報>

・本件に関する名古屋市のプレスリリース
報道資料 令和4年6月29日発表 令和4年度「Hatch Meets」実証プロジェクト 障がいのある方の就労支援施設において 「未病AI」の実用化に向けた社会実証を実施します!

ResQ AIは全国各地で実証実験を展開中

ResQ AIは、国内外で数々のイノベーションチャレンジ、アクセラレータープログラム、各種プロジェクト等の採択を受けています。現在、全国各地の大学、研究機関、病院、自治体、他企業と連携し数多くの実証実験を展開中です。

ResQ AI採択実績

山梨県中央市および株式会社アルプス、豊前医化株式会社と共に、県民の健康寿命延伸を目指して「健康見守りAI」の実証実験スタート!(2022.07.08)
あいち福祉振興会と共に、障がいのある方の就労支援施設において「未病AI」の社会実証を実施!(2022.06.29)
静岡県立大学「地域みらいづくりフェロー」認定(2022.6)
科学技術振興機構(JST)「COI加速支援プログラム」採択(2022.04)
山梨県「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」第2期採択(2022.04)
SMBCグループ「未来X」住友生命保険相互会社より「Well-being賞」を受賞(2022.01)
(株)八神製作所「YAGAMI Human Care Pitch 2021」採択(2021.12)
JICAおよび米州開発銀行グループIDB Lab オープンイノベーションチャレンジ「TSUBASA」採択(2021.11)
IDB、米州開発銀行「高齢化する社会の課題解決策のコンテスト」選出(2021.11)
CEATEC2021スタートアップピッチコンテスト、オーディエンス投票で1位入賞(2021.10)

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