北広島町に行ってきました!こころの不調を見える化する予兆制御AI(ResQ AI)の実証がスタート 〜ひろしまサンドボックス参加中〜

北広島町での実証開始に向けて
2025年5月2日、広島県・北広島町を訪問してきました!今回の訪問は、広島県が進めるオープンイノベーション「ひろしまサンドボックス」の「スタートアップ共同調達事業」にアドダイスが採択され、現地での実証が本格スタートするタイミングに合わせたものです。
このプロジェクトで私たちが挑戦しているのは、「こころの不調は気づきにくい」という社会課題へのアプローチです。
「うつ」などのメンタルヘルスの問題は、目に見えにくく、本人も周囲も気づくのが遅れがちです。そこで私たちは、広島大学との共同研究のデータおよび成果の譲渡を受け、独自開発の「予兆制御®AI」によって、日々の体調や行動の変化から“こころのサイン”を可視化し、早めの気づきと予防につなげる仕組みづくりに挑戦しています。
北広島町ってどんなところ?
今回の訪問先・北広島町は、広島県の北西部、島根県との県境にある自然が豊かな町です。人口は約17,000人(2025年)で、中国山地に囲まれた美しい風景が広がる地域です。夏は涼しく、避暑地としても人気があります。
主要産業は農業、林業、そして伝統芸能「神楽(かぐら)」を生かした観光も盛んです。特に、毎年6月上旬に開催される「壬生の花田植(みぶのはなたうえ)」は、ユネスコ無形文化遺産および国の重要無形民俗文化財に指定されており、華やかな田園絵巻を一目見ようと数千人の観光客が訪れ、町は大変な賑わいを見せるそうです。

壬生の花田植(参考写真)
近年では移住促進や地域医療、健康増進、福祉等にも力を入れており、テクノロジーを取り入れた新しい取り組みにも積極的な気風です。今回訪れて、伝統と最先端が調和した町づくりを肌で感じてきました。そんな北広島町だからこそ、私たちのAI技術がどのように地域の課題解決に役立てるか、期待が膨らんでいます。
北広島町役場の皆さんと意見交換
町役場では、担当の方とお話しする機会をいただき、地域の健康課題や住民の方々のニーズについて伺いました。
特に印象的だったのは、高齢化が進む中で、「こころの健康」への意識が年々高まっているという点です。
私たちの技術が、そうした地域の想いに寄り添いながら、暮らしの安心につながるものになれたら──その思いをいっそう強くしました。
北広島町の取り組みについては、ひろしまサンドボックスのnoteの記事でも紹介されています。大変わかりやすい記事です。ぜひご一読ください!
ひろしまサンドボックス・note 心の不調は気づきにくい。病気を未然に防ぐ画期的なシステムの確立に貢献(北広島町)【スタートアップ共同調達事業】
予兆制御AIが「未病」の段階で守る、誰もが健やかに暮らせる未来へ
アドダイスは、これまでヘルスケア、鉄道、ビル管理、製造業などさまざまな分野で「予兆制御AI(ResQ AI)」を展開してきました。予兆制御AIは、人がまだ気づくことができない潜在的リスクの前兆を検知し、可視化し、警告を行うAIです。「まだ形になっていない兆し」をいち早く捉える知らせることで、手遅れになる前に、大きな不調や事故を防ぐことができます。
今回の北広島町での実証は、その技術を“こころの健康”に応用するチャレンジです。住民の皆さんが「自分の変化」に早く気づけることで、必要な支援につながりやすくなる。そんな未来を実現したいと考えています。
今回の貴重な機会をくださった北広島町の皆さま、広島県、ひろしまサンドボックス事務局の皆さまに、心より感謝申し上げます。
アドダイスの取り組みにについてご関心を持たれた方は、ぜひ以下からお気軽にお問い合わせください!
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