当社CEO・伊東大輔が、日経CNBC「IPOのタマゴ ~磨けイノベーション!」に出演しました!

2021年8月18日(水)、24時間マーケット専門チャンネル・日経CNBCの番組「IPOのタマゴ ~磨けイノベーション!」に、当社CEO・伊東大輔が出演いたしました。その模様を、文字起こし版でお届けします。

出演者の皆様

日経CNBC キャスター 曽根純恵様
日本経済新聞 編集委員・キャスター 鈴木亮様
株式会社アドダイス 代表取締役CEO 伊東大輔

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デジタルヘルスケアの市場見通し

曽根キャスター:ここからは、新しい技術やサービスで未来を切りひらく、IPOを目指す起業家が登場するコーナー「IPOのタマゴ ~磨けイノベーション」。今回のゲストは、腕時計型の健康管理機器を手掛けます、アドダイスの伊東大輔社長です。どうぞよろしくお願いいたします。早速見せてくださっていましたけど、こちらは…?

伊東:これがResQ Bandというものでして、血中酸素濃度…肺がちゃんと動いているかとか、皮膚温とか、そういったものを集めて、スマホ経由でAIに見守ってもらおうと言う…そういうサービスです。

曽根キャスター:なるほど。ということで今日のテーマはコチラです。「デジタルヘルスケアがひらく新市場」。これはどんなもので、市場としてはどの程度有望なのか?お考えをお聞かせください。

伊東:「デジタルヘルスケア」が何なのか?というと、健康管理の第3番めのやり方と考えていただければと思います。

今までって、何千年も前から、「医療」と言えば「1)お医者さん」と「2)薬」だったと思います。そこへいま、スマホとか、ウェアラブルIoTを使って、情報技術によって健康を管理しましょうと。それが「3)デジタルヘルスケア」です。わかりやすい例だと、食事をスマホでパシャっと撮ってカロリー計算をしたりとか、禁煙するためのスマホアプリとか、そういうのがすでに登場しています。

曽根キャスター:よりよく生きるために、AIの力を借りて…ということですね。

伊東:そうです。

曽根キャスター:今後、市場は拡大しそうだ、ということでしょうか。

伊東:はい。薬の市場と言うのが世界で138兆円、これは国内だと12兆円なのですが、それに匹敵する市場が登場しようとしています。とくにアメリカだと25%づつ成長しているという、ものすごい成長市場なんですね。

私達の会社も、アドダイス単体の「ソロモン・テクノロジー」…AI市場に関しても、1兆円を目指していくと。2030年には5兆円を目指したいと考えています。非常に成長の魅力あるマーケットですね。

ResQ Band ~来年3月の医療機器承認を目指して

鈴木編集委員:伊東さんがアドダイスで開発された「ResQ Band」、これは仕組みとしては腕時計のようにつけているだけで、例えば脈拍数とか、今話題の血中酸素濃度など、そういったものを自動的に測ってくれて、それをまた自動的にデータを転送してくれて、それで健康管理ができてしまうと。

伊東:はい。意識が高い人じゃないと、いちいちピピッって測らないですよね。ResQ Bandはつけているだけで、自動的に10分に1回、データが転送されます。またアラートも届く仕組みもご提供が始まりますので、非常に安心していただけるということです。

鈴木編集委員:コロナ禍で、経過的に見なきゃいけない方などは、身につけていれば自動的にデータが送られるわけで、「見守る」という点では非常に画期的なサービスになりますね。

伊東:そうですね。特に血中酸素濃度は、下がってきても本人は気がつかない可能性があるので、特に「寝ている間に(血中酸素濃度が下がったら)どうするんだ?」っていう…不安で寝れないみたいなことも、あるかと思います。ですので、安心して見守ってもらえると言うことです。

曽根キャスター:心強いですし、まさに今本当に必要とされていそうだなと感じます。ResQ Band、非常にかっこいいですし、画面も見やすいですね。来年3月に、医療機器承認の取得をめざされているのですか?

伊東:はい。いま、広島大学の東先生という方に、医師主導の研究の代表をお受けいただきまして、その臨床研究の…PMDAという規制当局があるのですが、そちらと相談しながら進めています。データの収集を終えるのを今年の年末を目標にしておりますので、来年3月の承認を目指しているというわけです。

自治体、企業などの導入事例

曽根キャスター:その他の場面で、というと、例えば独り暮らしの方は不安でしょうから、こういうのをつけていたら安心ですし、あと熱中症対策などにもニーズが多くなっていのではないですか?

伊東:今年は本当に暑かったですし、政府が春ごろから「コロナ対策と熱中症対策はセットで」と言っていたのもありまして、大手製造業、電力関係の会社など現場仕事がある会社からResQ Bandへのお問い合わせがあり、すでに実証が始まっているところです。

鈴木編集委員:すでに自治体とか企業から、「導入したい」ということでお声かがかっているそうですね?

伊東:はい。特に自治体の場合は、内閣府の「地域未来構想20オープンラボ」というのがあって、「Society 5.0」を実現するために色々な施策を推奨しています。その中で、「発熱外来」で手を挙げていた自治体さんで、愛媛県の久万高原町、こちらの町立病院さんで、住民の見守りのために採用していただきました。

<参考>【プレスリリース】アドダイス、愛媛県・久万高原町立病院と共に「バイタル測定スマートウオッチ+AI」を活用した健康見守りの実証実験をスタート!

伊東:あと民間ですと、タクシー会社などシステムを提供しているトライプロさんという会社があるんですが、タクシードライバー向けにResQ Bandを採用していただきました。

鈴木編集委員:企業だと、社員がつけていれば、体調が悪いと言うのを会社側が把握できて、「あなた今日休みなさい」と会社のほうから言えますね。いままでは、「体調が悪いから休ませてください」と社員が言うと、「ほんとにお前、体調悪いのか?」なんてのもありましたけど(笑)、これはホントに会社が把握できるというのはすごくメリットがありますね。

伊東:そうなんですよね。百貨店でクラスターが発生すると、閉店に追い込まれるような時代ですので、社員の不調に会社が気づいてあげると言うのが大事なのかなと思います。

 

導入コストについて

曽根キャスター:労わられている…と思うと、嬉しくもありますね(笑)。そしてこのResQ Bandの導入コスト、これはどのくらいなのでしょうか?

伊東:AIのシステムとか、自動的に収集したりとか、病院などいろんなところにデータ共有できるので、「それってすごい高いんですか?」って聞かれるんですけど(笑)、一人あたり月数千円で利用できる「サブスクリプション型」を採用しています。なので低コストで、すぐ使えます。

鈴木編集委員:ResQ Bandを買い取るとか、そういうことじゃなくて、月数千円のレンタル料だけで使えると。

伊東:はい、そうです。

 

 

健康長寿に役立つ仕組み

曽根キャスター:今後は、ガンの早期発見などに役立てて行けるようにしたい、ということも伺いました。

伊東:はい。情報を集めて解析していくことによって、あとからいろんなことがわかるようになってくるんですね。心不全などの心疾患、心臓系の病気であるとか、肺の炎症であるとか、スマートフォンを活用して痴呆やうつ病などの精神疾患もわかるようになる、という研究もあります。

鈴木編集委員:そういうのも事前にわかっちゃうのは、素晴らしいですね。

伊東:やはり「墜落」してしまう前の「低空飛行」をいかに長くするかが、健康長寿であると。そこにお役立ちできるかなと思います。

将来の展望

鈴木編集委員:さてこのコーナーは「IPOのタマゴ」ということで…いつごろIPOされるのか?というのが気になるんですが、そこら辺の見通しはどうでしょうか?

伊東:2025年のIPOを目指していま動いているところです。

曽根キャスター:なるほど!ということで、今後ますます注目していきたいなと思います。そして伊東さん、IPOのコーナーでいつも伺うんですが…伊東さんはデジタルヘルスを使って、世の中をどのように変えて行きたいか?…いかがでしょうか。

伊東:いま世界中の人が、コロナの不安の中で、「見放されちゃってる」んじゃないかという不安があると思うんです。在宅になったりして、いざ具合が悪くなったら、誰が診てくれるんだろう?っていう不安におびえていますし、いろんなところで「薬局にすら行けない」という声…外出規制がかかっているので怖くて出られないと。それは日本だけじゃなくて海外もそうなんですね。なので、こういったリモートヘルスケアのしくみと言うのはとても大事なんです。それをぜひ広めて、「不調だったら休む社会」というのを、実現したいなと思います。

鈴木編集委員:「人生100年時代」とは言っても、健康で長生きしないとね!それに非常に役立つ仕組みという感じがしますね。

伊東:コロナで怖くてResQ Bandをつけた…というのがきっかけだったとしても、データがどんどん集まっていくので、それをAIが解析してくれるので、実はコロナが明けたころには…まあ明けないのかもしれないですけど…自分についてAIが学んできてくれたことを教えてくれるようになるかもしれないっていう、そういう世界を作っていきたいと思います。

曽根キャスター:健康寿命をより長く、そして国際的な展開もますますしていくということですね。

伊東:そうです。

曽根キャスター:ここまで、アドダイスの伊東社長にお話を伺いました。ありがとうございました。

伊東:ありがとうございました。


以上

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