こころを見守るAI、実証実験継続へ！名古屋・あいち福祉振興会様訪問レポート
2023年6/29（木）、愛知県名古屋市にある一般社団法人あいち福祉振興会様を訪問して参りました。あいち福祉振興会様は、昨年から「ヘルスケアAI」の実証実験に参加いただいています。 日ごろはオンラインでの打ち合わせですが、日ごろお世話になっている皆様にご挨拶もしたく、「のぞみ」で一路名古屋に向かいました！
右から、臨床心理士の久保様、あいち福祉振興会代表理事の中島様、株式会社アドダイス代表取締役CEO伊東
700系です
今後への期待を込めて、実証実験継続へ
あいち福祉振興会様は、こころの問題を抱える方々への就労支援を行っています。ご協力いただいている就労希望者の方、またスタッフの方にスマートウオッチでバイタルを測定していただきクラウドに集約、AIが解析し提示するスコアを、業務や人間関係、健康状態などのとの関連から支援に役立てていただいています。
実は実証実験にご参加いただいてから、この７月でちょうど１年になります。そして今後も継続して、実証実験にご参加いただけることになりました。 代表理事の中島様に、実証実験継続に至った理由をお伺いしたところ、「アドダイスが目指す今後のゴールに期待している」とのこと。本当にありがたいお話です。
またアラートの通知方法や、利用者個々に合った行動・気付きを促すメッセージ機能の充実など、機能へのご意見、ご要望もいただくことができました。
（ご参考）あいち福祉振興会様における事例紹介記事もあわせてご覧ください！
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AIによるスコア化イメージ
臨床心理士から見たResQ AI
今回、臨床心理士の久保様にもご同席いただきました。
久保様は、あいち福祉振興会様に通所されいているご利用者の方の、こころのケアにあたられています。今回、担当のご利用者がスマートウオッチを着用することになり、実証実験に参加されるとのことで、こころや身体の状態とAIスコアの関係を見ていきたいとのことです。
久保様には、臨床心理士としてのお立場から、大変勉強になるお話をお伺いすることができました。
こころの健康が非常に悪化してしまうと、布団から出られない、家から出られない、人と接することがそもそもできない…といった状態にまでなってしまうので、そもそもあいち福祉振興会に通われている方々は、少なくともその「最悪の状態」ではなく、少しでも「回復」の途上にあるということです。
ケアをするお立場としては、その回復経験を大切にし、自分が回復過程にあるときどんな出来事や経験があったか？、どんな工夫をしたか？などを小刻みに思い返していただけるよう、サポートを行っているとのこと。
こころがかなり落ち込んでいるときは、どうしても「ゼロイチ思考」…つまり「非常に元気がいい状態」と、「非常に落ち込んでいる状態」の二極的な自分しか思い出すことができず、その中間の状態に目を向けることが難しくなるそうです。
二極的ではない中間の自分、良いほうへと小刻みに変化できた自分の状態を思い出すお手伝いをして、成功体験としてもらえるよう、アドバイスをされているそうです。
久保様のお話から、ヘルスケアAIが、そういった状態の把握にもお役に立てるのではないかと感じました。
※イメージ
さて、余談になりますが…今回、名古屋喫茶文化の象徴的存在である、かの有名な金山ブラジルコーヒーにて、中島様、久保様にインタビュー（とランチ）をさせていただきました！
金山ブラジルコーヒー（愛知県名古屋市中区金山4丁目6-22 金山コスモビル１Ｆ）
鉄板ナポリタンスパゲッティをいただきました。
この日は日帰りにて時間も短い中ではありましたが、代表理事の中島様、臨床心理士の久保様のほか、あいち福祉振興会のスタッフの方、また通所されいてるご利用者の皆様ともお話ができ、大変有意義な一日となりました。この場を借りて、ご対応いただいた皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
あいち福祉振興会様での実証実験については、以下の記事で詳細にご紹介しております。ぜひご一読ください！
あいち福祉振興会様における事例紹介記事もあわせてご覧ください！
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アドダイスは、今後もこころとからだを見守るヘルスケアAI「ResQ AI」の開発に取り組んで参ります。ResQ AIに関するお問い合わせは、お気軽にお寄せください！
