「安心・安全」な社会を実現したい
10年ほど前に自分でAIの開発を始めたとき、まるで生き物を自分の手で生み出したような感動を覚えました。
「こんな風に育っていくんだ?!」「こんなことまでできちゃうんだ?!」という感動は、エンジニアとして打ち込み甲斐のあるものに出会ったという確信に変わりました。
AIの開発を始めた10年前と違い、今の私には小学生の子どもがいます。思い返すと自分のことしか考えていなかった昔に比べて、心境が変わりました。子ども達を含め、皆が生活している空間の安心・安全を守りたいと心から願うようになりました。
一方で、10年前と変わらずヒューマンエラーにより毎年多くの事故が起きています。犠牲になられた方のことを思うと残念でなりません。もっとも、加害者も、十字架を背負って生きることになります。
また、物凄くたくさんの時間がかかってしまう単調な反復作業だけれども、判断に勘と経験が必要なので自動化できない現場仕事で、多くの人が消耗しています。本当は、人間らしいひとつひとつのことへの「ひと手間」に、心を振り向けたいのに余裕がありません。
AIを使えば一瞬でこうした問題は消え去り、人知を超えた効果を生み出せます。もちろん、AIでもエラーがゼロになるわけではありません。しかし確実に言えることは、今よりも、より安心・安全な世界に変えることができるということです。
これから、人体の中にもセンサーを埋め込み、社会のあらゆるところにセンサーが張り巡らされる時代が到来すると考えます。その時、人間の処理能力を超えるビッグデータが押し寄せるでしょう。今のままでは、データ洪水に押し流されるか、宝の持ち腐れで終わってしまいます。
AIが社会の「自律神経」となる日を目指して
ところで、人の身体も同じように神経が張り巡らされていますから、膨大な情報処理が行われています。しかし、人間が処理に悩むことはありません。寝ている間も起きているときも、意識すること無く心臓が脈打っています。これは、自律神経が一次的な処理を代行しているからです。
私は、安心安全な社会を実現するために、環境を自律制御するAI技術を発明しました。
AIが、あたかもあらゆるところにセンサーが張り巡らされる社会の「自律神経」のように振る舞い、一次的な処理を人に代わって行う…そんなAI基盤を提供し、人類の歴史を一歩押し進めたいと考えています。
人類は、道具を使うことで進化してきました。AIという道具を使おうと決意した、あなたの手によって人類の歴史が一歩進みます。
未来を一緒に切り拓きましょう!
2020年8月13日
株式会社アドダイス
代表取締役CEO 伊東大輔
代表取締役CEO 伊東大輔 プロフィール
■略歴
広島県広島市出身
1998年 東京大学法学部卒業
1999年 バイリンガルネットニュース創業
2004年 同社売却
2005年 株式会社アドダイスを創業し、代表取締役CEOに就任
株式会社アドダイスの沿革は こちら
■活動
・広島大学デジタルものづくり教育センター(広島市)客員教授
ノンストップ稼働装置の予兆制御AIの専門家としてAIを指導しています。
・医仁会武田総合病院 臨床研究センター(京都市) 研究員
医療AIの研究員としてJRASのデータ解析などに取り組んでいます。
・特定非営利活動法人ロボットビジネス支援機構(RobiZy・ロビジー)
AIアドバイザー、スマートロジスティクス部会長、医療ワーキンググループ長
サービスロボット(IoT、AIを含む)の普及団体でAI活用の支援を行っています。
・AI/IoTで感染症に立ち向かう共同研究プロジェクト(COVID-19-ResQプロジェクト)発起人・代表
感染拡大抑制のために、「不調」をキャッチするAIサービスの普及と、重症化リスクの解析に取り組んでいます。
・特許 第6302954 管理システム及び管理方法
環境ビッグデータに対する専門家の判断措置を、AIで学習し環境制御する特許を取得。
■関連記事
・AI病理診断で医療現場の過酷な労働環境を変えたい。 株式会社アドダイス 代表取締役 伊東大輔氏インタビュー(note/2021年5月)
・【COVID-19-ResQプロジェクト最新レポート】AI/IoTテクノロジーの力で医療崩壊を回避し、いのちを救う取り組みが本格始動!(自社ウェビナー/2021年5月)
・AIトリアージで、一人でも多くの命を救え!「アドダイス」は医師のキャパシティを上げ、医療体制の新しい基盤をつくる(ICC KYOTO 2020/2020年9月)
・AIの専門家登場!リスナーさんからの質問にお答えします(JRT四国放送「ラジオ大福」/2021年6月)
・「株式会社アドダイス 代表取締役 伊東大輔氏」前編 | トモとリエコの“モノづくりサポーターズ” (スモールサンラジオ/2017年11月)