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アドダイスCEO・伊東大輔のブログ

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起業家として単身アメリカに渡り感じたつらさと、生み出した解決策① <こころを見守る メンタルヘルス AI>

海外生活のこころの不安に臨床心理士がお答えしますオンラインセミナー

久しぶりの更新になりました。季節は夏へと進み、蒸し暑い毎日です。私がいるオフィスは窓が広く、それはそれで良いのですが太陽光もたっぷり入ってきて、夏はなかなかな暑さです。

先日、6/8にセミナーを開催しました。「海外生活のこころの不安に、臨床心理士がお答えします」と題して、海外在住の日本人の方向けのメンタルに関するオンラインセミナーです。
おかげ様で定員を上回るお申込みをいただきました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

さて臨床心理士の塩山耕太郎先生のお話のご紹介は、先日のレポートに譲るとしまして…私からも、自身の体験を交えてお話させていただきました。2回に分けてご紹介していきます。
(内容補足のため、一部実際の講演内容とは異なる部分もございます)

単身渡米し、気持ちの糸が切れたとき…

ご参加の皆様、今日はありがとうございます。私は、広島大学と共同研究による「こころの見守りのAI サービス」を提供している株式会社アドダイスのCEOです。

昨年、私たちはJETRO推奨企業に選抜され、西海岸、カリフォルニア大学バークレー校の「SkyDeck」というスタートアップ支援プログラムに参加してきました。私は渡米し、一か月半近くバークレー市で単身生活をしていました。

そのとき体調を崩したり、メンタルが不調になったりと、自分的になかなかつらい局面がありましたが、そこから自社の技術を活かして、解決策を生み出すことができました。その辺のお話をさせていただきます。

海外生活のこころの不安に臨床心理士がお答えしますオンラインセミナー

これは滞在中の写真です。写っているのは、世界中から集結したスタートアップの経営者たちです。ともかく笑顔。笑顔。笑顔ですね。毎日がハイテンションでした。アメリカで勝負するんだ!頑張るぞ!という、高ぶる気持ちが先に立っていたんですね。自分ももちろん、その中の一人でした。

最初の2週間は気が張っていました。スケジュールも本当に忙しかったけど、気力でひた走っていました。スタートアップの経営者としては、弱いところは他人に見せない、強がる習慣みたいなものもあります。

しかし渡米から2週間後、疲れがどっと出てひどい風邪をひいてしまったんです。

時差に振り回され、ますますつらい状態に

西海岸ですから、日本との時差は17時間あります。バークレーでは、日中はSkyDeckのアクセラレーションプログラムに参加しつつ、朝、晩など合間に日本とのやり取り…社内のミーティングや商談などをこなす毎日でした。

日本の午前が西海岸の夜ですから、日本では月曜午前のミーティングが、西海岸では日曜の夕方から開始になります。日本との話が長引いてくると、夜、寝るのがどんどん遅くなります。

こちらが夜の23時を過ぎても、日本はこれから月曜のビジネスタイムですから、すべきことがあれば眠るわけにはいきません。こんな調子で土日も休めず、朝も夜も休めない日が延々と続いて、体調を崩して大風邪を引いた上に、メンタルも不調になってました。

海外生活のこころの不安に臨床心理士がお答えしますオンラインセミナー

身体の不調、発する言葉、すべてこころに影響する

単身渡米した自分の実体験として、海外生活でこころの状態を健康に保つというのは大変だということが良くわかりました。今では、あの出来事は貴重な体験ができたと前向きに受け止めることができています。

あらためてわかったことは、やはり「体の不調はこころの不調に直結する」ということです。身体のストレスは、こころのストレスになります。

海外生活のこころの不安に臨床心理士がお答えしますオンラインセミナー

身体からこころに影響することとして、睡眠障害があります。自律神経が乱れると体内時計が乱れ、睡眠障害がさらに悪化し、それがストレスになってこころの状態がさらに悪化する…という悪循環が起きてしまう。朝起きられない、夜眠れない…という負のサイクルです。

また人間は社会的な生き物なので、「言葉」も不調の要因となります。言葉はこころに影響します。言葉を発したり受け取ったり、あと独り言も含めて心の中でつぶやいてる言葉は、ポジティブな言葉の場合はいいのですが、ネガティブな言葉を発してばかりいると、心もダメージを受けます。

嫌なことは、あります。例えば私は経営者なので、自社商品が売れませんでしたとか、部下が辞めます、とかはダメージです。私は48歳ですが、筋トレしても昔ほど筋肉がつかなくなったことに、老いを感じてマイナスな気分になったりもします。でもそこばかりに気持ちが行ってしまうと、ずっとマイナスにしかなりません。

海外生活のこころの不安に臨床心理士がお答えしますオンラインセミナー

身体を整えることは、心を整えることになります。また言葉で発散していくことも大事です。
しかしマイナスにせよプラスにせよ、同じ思考でぐるぐるしてしまうと、それはストレスになります。

ぐるぐる堂々巡りになっている心の中の状態を、人と会話したりすることで発散する。また人との距離を取ることで、こころを落ち着かせる。こういったことがこころの健康に欠かせないのだと思います。

海外生活のこころの不安に臨床心理士がお答えしますオンラインセミナー

次回に続きます。

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