健康管経営とクラスター対策、未病対策のヘルスケアAI

新型コロナウィルス感染拡大により、従業員の健康ケアの重要性…いわゆる「健康経営」がこれまで以上にクローズアップされているいま、生産性の良い事業継続には、従業員が健康で、安心して業務に取り組める環境が重要です。不調が疑われる従業員がいた場合、速やかに対応できる危機管理能力も求められています。
ヘルスケアAIは、アドダイスの独自AI技術「ソロモン・テクノロジー」を、人の健康と生命のために活かせないかと考え、誕生したソリューションです。
ヘルスケアAIなら、健康経営とクラスター対策をノーコードでかんたんにDX。従業員の皆様はもちろん、貴社のステークホルダーにも安心を与え、中長期的に高い経営改善効果をもたらします。
CONTENTS
1.ヘルスケアAI「ResQ AI」とは
1-1. 人の健康を見守るAI
ResQ AIは、リストバンド型のウェアラブルIoTでバイタルデータを測定し、専用スマートフォンアプリでクラウドにデータ送信、管理システムで複数人データを一括管理できるシステムです。
リストバンド型ウェアラブルIoT(ResQ Band)で測定できるバイタルデータ
(1)皮膚温 (2)血中酸素濃度 (3)呼吸数 (4)心拍数 (5)歩数
(6)BP(Beat Power) (7)睡眠時間※
※「(7)睡眠時間」の、ResQ Bandからスマホアプリ「ResQ Live」およびクラウドの「ResQ Platform」への共有は、現在開発中です。
ResQ Bandで測定するデータは、企業・団体だけでなく、医療機関、介護・保健施設、ご家族などとの連携も可能です。全世代のクラスター対策、企業への健康経営はもちろん、介護施設での健康見守り、フレイル対策としても役立ちます。
「微熱状態が続いている」「血中酸素濃度が長い間、低めだな」など体調の変化に、自分以外の誰かが気づくことで、クラスター対策はもちろん、総合的な従業員の健康ケアにもつながります。
1-2. 運用イメージ
従業員の皆様はResQ Bandを装着、スマートフォンと連携していただきます。いったん設定すれば、あとは自動的にクラウドと連動しますので、手間はありません。
管理者の方は、皮膚温や血中酸素濃度など測定項目に対し、アラートを出す数値範囲などをあらかじめ設定しておきます。測定値がアラート範囲にかかると自動的にアラートが届き、従業員の体調不良にいち早く気づくことができます。
アラート通知は、ResQ Bandを装着している方のスマートフォンにも自動で配信されます。不調を早期に自覚できますので、無理をせず休む、通院するなどして体調不良に対応することができます。
また体調のすぐれない従業員を出社させないことで、企業はクラスター発生のリスクを回避できます。
プライバシー意識についてセンシティブな方への配慮として、皮膚温などの値を共有したくない場合は普段はデータをマスクし、「測定値がアラート域に抵触した場合にだけ気付いてもらえるようにする」という設定にも調整可能です。
1-3.各ツールのご紹介
リストバンド型ウェアラブルIoT「ResQ Band」
ResQ Bandは、皮膚温、血中酸素濃度、心拍数、呼吸数などを測定するリストバンド型のウェアラブルIoTです。信頼性の高いテキサスインスツルメンツ社、オスラム社のセンサーを搭載しています。
ResQ Bandは、月額利用料のレンタル、お買取などでご利用いただけます。まずはご相談ください。
スマートフォン専用アプリ「ResQ Live」
ResQ Live(レスキュー・ライブ)は、リストバンド型ウェアラブルIoT「ResQ Band」とBluetooth接続し、皮膚温、血中酸素濃度、心拍数などをグラフ表示、またクラウドの健康データ管理システム「ResQ Platform」と連携するスマホアプリです。
ResQ Liveは、iPhone用、Android端末用をご用意しており、それぞれ各アプリストアから無料でダウンロードできます。(対応機種をご確認ください)
ResQ Live詳細ページへ
健康データ管理システム「ResQ Platform」
ResQ Platform(レスキュー・プラットフォーム)は、「ResQ Band」および「ResQ Live」と連携し、複数人の皮膚温、血中酸素濃度、心拍数などの健康データをクラウドで一括管理できるシステムです。
SaaS方式のシステムですので、アカウントさえ発行すれば、お手持ちのパソコンのブラウザからすぐにご利用いただけます。新たなサーバーやシステムの導入、インストールなどは不要です。
2.「不調なら、休める社会に」を、Withコロナ時代のニューノーマルに!
2-1. クラスター発生を回避し、感染拡大に歯止めをかけるために
新型コロナウィルスの感染が、幾度も波を迎えながら続いています。医療現場では医療従事者の方々が懸命の努力を続けておられます。そして私たちは、マスク、手洗い、三密回避、ソーシャルディスタンスといった新しい生活様式を取り入れ、個人個人が努力を続けている状態です。
このような時代、アドダイスがご提案したいのが、「不調なら、休める社会」という新しい考え方と行動です。自らの「不調」をキャッチしたら、人と会うことを避け、外出を控え、家にいる。一人ひとりがこの考え方と行動を習慣化することで、感染拡大に歯止めをかけることができます。
2-2. 企業活動を止めないために
クラスターの発生は、企業にとって脅威です。体調を崩した従業員が無理して出社した結果、クラスターが発生、その結果として生産性の低下、様々なコストの増加、また社会的信用の低下など、様々なリスクに直面することになります。
状況によっては、当局からの指示などで数日間の操業停止、営業停止などの懲罰的措置を受ける場合もあり、大きな損害を出してしまうことにもつながります。従業員の健康を管理し、体調不良者を早期に発見、手を打つことは、企業活動の継続と発展に欠かせないと言えます。
2-3. 自己責任で突き放さず、見守り合う社会
いま健康管理に関しては個人任せ、「自己責任」が考え方の主流です。これを、家族や地域、職域などの仲間が「見守り合う」共助の考え方に変えて行くことが重要です。
本人が気づいていなくても、周りが仲間の不調に気が付き、休むように、あるいは医療機関の受診を促すなど、見守り合う必要があります。ヘルスケアAIは、この見守りと気づきのための新たな社会インフラとなることを目指しています。
2-4. すべての人の未病対策、健康寿命延伸を目指して
「未病」とは、「健康」と「病気」の間の状態を表す言葉です。超高齢社会を迎えたいま「健康寿命」への関心が高まっていますが、加齢、持病、生活習慣などから来る身体の不調サインを見逃すことなく、「未病の状態であることに、いかに早く気がつき、手を打てるか」が重要になってきます。
ResQ AIは、今後も進化を続けます。未病状態に早く気が付いていただくために、今のバイタルがどのくらいの不調があるかをAIで解析し「ResQ スコア」として表示させるなど、新たな取り組みを続けて進化し続けます。
人生100年時代を末永く健康で過ごすために、ヘルスケアAIをぜひご活用ください。
医師の監修のもとに誕生
ヘルスケアAIは、東京大学医科学研究所や広島大学医学部、国立病院機構等に所属する医療関係者とともに開発を進めて参りました。特に、ライフスタイル医学、加齢研究、未病分野にお詳しい東京大学医科学研究所の大田泰徳医師に医療ナビゲーターとして監修をいただいています。
大田泰徳医師 ■東京大学医学部准教授 ■東京大学医科学研究所 病理診断科科長
3.ご導入事例
ヘルスケアAIは、全国・海外でご導入が進んでいます。実証事例をご紹介します。(テストユース含む)
鉄鋼関連企業(従業員数1万人規模) 【目的】クラスタ対策 【ニーズ】現場の従業員の不調にいち早く管理者が気付きたい。 【採用理由】組織防衛が可能な機能を備えており、レッドゾーンの層別、管理者への自動アラート機能がに魅力。 |
ビル清掃業(従業員数3百人規模) 【目的】健康経営・クラスタ対策 【ニーズ】従業員の高齢化に伴い健康管理をより強固にしたい。 【採用理由】従業員の高齢化に伴い健康管理をより強固にしたいというお気持ちがあった。 リアルタイムでのバイタル共有に魅力。 |
送配電企業(従業員数4千人規模) 【目的】クラスタ対策・健康経営 【ニーズ】従業員の高齢化に伴い健康管理をより強固にしたい。 【採用理由】クラスター対策と熱中症対策を同時にできることが魅力に感じた。 |
施設管理企業(従業員数2千人規模※含むパートタイマー) 【目的】クラスタ対策・健康経営 【ニーズ】自社内のクラスタ対策はもとより、入居するテナントのスタッフの健康見守りも視野に入れている。 |
町立病院 【目的】町民の健康管理 【ニーズ】新型コロナウイルス感染症の影響で外出が難しい。通院を控えている方もいる。ResQ AIは非接触のシステムなので通院を控えている方の健康管理、データ共有のシステムとして導入いただいている。 ※ご参考…<プレスリリース>アドダイス、愛媛県・久万高原町立病院と共に「バイタル測定スマートウオッチ+AI」を活用した健康見守りの実証実験をスタート! |
上記のほかにも、様々な業種の方から、お問い合わせをいただいており、導入が進んでいます。
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- 地域の介護施設、デーサービスなどにおいて。独居高齢者の体調管理と日々の見守りに。
- スポーツジムのスタッフやご利用者様に。体調管理と見守りに。
「うちの会社で、こんな使い方ができないか」などお問い合わせは、お気軽に以下からお送りください!
お問い合わせフォーム
その他、現在様々な法人のお客様から、活用のお問い合わせをいただいております。
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4.国内で、世界で認められているソリューション
ヘルスケアAIは、2020年のリリース以来、国内外で高い評価をいただいております。
4-1.メディア掲載
・日本経済新聞「腕時計型の機器で健康管理 ResQ Band、コロナ禍で注目」
・電波新聞デジタル「CEATEC 2021 ONLINE 新興企業の技術も醍醐味 AI活用ソリューションなど注目」
・note「AI病理診断で医療現場の過酷な労働環境を変えたい」株式会社アドダイス代表取締役 伊東大輔氏インタビュー
・四国放送「ラジオ大福」出演/「未病を早めにキャッチ」できる社会へ」
・日経CNBC出演「IPOのタマゴ ~磨けイノベーション!」/デジタルヘルスケアがひらく新市場
4?2.各種受賞、採択
・医療機器専門商社・株式会社八神製作所との共創にて、 ヘルスケア人工知能「ResQ AI」の実証実験を開始!
・医療機器専門商社(株)八神製作所主催のアクセラレータープログラム「YAGAMI Human Care Pitch 2021」に採択。~未病の早期発見で、医療・介護の課題解決を目指す「ヘルスケアAI」のビジョンに高い評価
・JICAおよび米州開発銀行グループ・IDB Lab共催の健康見守りオープンイノベーションチャレンジに、東アジア企業で唯一採択!
5.関連コンテンツ
YouTube【レスキュー・トーク】
YouTube【AIでクラスター対策 ~東大発AIスタートアップの挑戦!】SMBCグループ・未来X(mirai cross)カンファレンスより
YouTube【プロジェクト進捗最新レポート】テクノロジーの力で医療崩壊を回避し、いのちを救うAIスタートアップの取り組みをご紹介します!
※上記動画の文字起こし版は コチラ
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