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アドダイスCEO・伊東大輔のブログ

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BCPと人海戦術頼りの現場業務のAI化

武漢では12月後半に感染拡大が始まり4月8日に緩和措置が始まるまで3ヶ月かかっています。

4月から6月までは東京は巣籠もり状態になります。

その後も警戒措置を緩和しては他大陸での第二波・第三波が来て同じ事を繰り返すという事態が早くとも2021年10月まで継続するシナリオが有力です。

今はまだワクチンがありません。

重症患者を根治する手段は存在しません。その人に生命力があれば回復することを期待して

ICT(集中治療室)または人工呼吸器で延命を図って時間稼ぎするしかできることはありません。

ICTや人工呼吸器の数に限りがあります。

そこで感染速度を抑えるためには、人と人が近寄る接点数を社会全体で減らす必要があります。 平坦化は困難

そのために、そもそも動かない人を増やし、動く人の絶対数を減らすために、学校を閉鎖したり在宅勤務を奨励したりしています。

この緑太線の先が気になるところでしょう。

橙色の部分は自然治癒です。生命力により、延命措置をしていたら回復した人が退院していきます。一定数の患者さんは残念ながら亡くなられます。(70代で罹患した場合は約20%)

病院に行ったら根治してもらえるわけではありません。重症になった時に延命措置を取ってもらえるだけです。

グローバル化により飛び火を繰り返す

武漢で発生した感染爆発は、ヨーロッパに飛び火し、少し遅れてアメリカに飛び火しました。そして、ちょうど日本で感染爆発が起きるか起きないかという瀬戸際のところで中国は小康状態になり緩和措置を取り始めています。

社会のセーフティネットから抜け落ちている人達

しかし、どの国にも不法入国して滞在している移民や犯罪集団などギリギリまで病院にかかることを避ける人達が一定数います。公式には把握できていない人の流れがあります。その人達は病気にかかっても警察に通報されることをおそれて病院にかかりません。生活がかかっているので、軽症なら無理して働こうとします。そして、この人達は裏ルートで帰国したりと公式には把握できない方法で移動しています。この流れを抑えることは困難です。

軍隊もグローバル展開

一帯一路政策により中国人は民間の商業活動においても様々な国に散らばって活動を展開しています。また、軍事膨張主義により海外の様々な拠点に駐屯しています。政府の息がかかった海外展開ですので、秘密主義が取られており、感染の秘密パイプになるおそれがあります。第一波の時も、中国共産党政権はアメリカからの医療団の派遣を断っています。そして、3月末にアメリカの報道陣を国外追放したままです。

ただ、秘密主義についてはアメリカもです。軍艦セオドア・ルーズベルト号の艦長が感染発生を民間にもらしたとして更迭されました。集団生活を行っている二大軍事大国で感染がすでに確認されていて、しかも中国共産党政権は軍での感染について完全に情報を伏せていますし、伏せようとしている点ではアメリカも同じです。

①グローバル化、②セーフティネットの外の人達、③二大軍事大国の駐留軍

https://www.thelancet.com/journals/lanpub/article/PIIS2468-2667(20)30073-6/fulltext

8月頃を目処に中国で第二波が発生するおそれがあります。そして、第一波がそうであったように、第二波についても、必要な情報がすぐに世界に共有されるとは限りません。

ワクチンがあるのでは?うまくいったというニュースも聞いたが??
自然免疫があるのでは?

今回のCOVID-19というコロナウイルスは一度感染しても自然免疫が必ずしもできるわけではないようです。したがって、一度感染してせっかく治った人であっても、コロナウイルス人と接触すると再感染してしまいます。

https://www.thelancet.com/journals/eclinm/article/PIIS2589-5370(20)30075-4/fulltext

ワクチンが無ければ根治はできず

結局のところ、ワクチンが無ければ根治はできません。

都市封鎖や外出禁止令を繰り返しながらだましだましやり過ごすことしかできないのです。

では、いつまででしょうか?

ワクチンが開発されるまでです。

では、いつワクチンが開発され、一般の手に届くようになるのはいつなのでしょうか?

早くとも2021年10月以降になる、というのが結論です。

https://www.technologyreview.com/s/615331/a-coronavirus-vaccine-will-take-at-least-18-monthsif-it-works-at-all/

溺れる者は藁をもつかむと言いますが、臨床研究を済ませて、きちんと効能が確認されていない「(効くはずの)ワクチン」は気休めにしかならず、効くはずという括弧付のワクチンは藁にすがった人達の間でも感染が広がることで、医療関係者をさらに巨大なリスクにさらします。

したがって、大急ぎで済ませる必要があるのですが、必要な手順自体は端折ることはできません。1年半はかかります。

DXはBCPの観点から待ったなしの状況

人手不足対策や技能承継の断絶回避を「段階的に」進めるつもりだった企業がほとんどでしょう。

しかし、じっくり進める時間的余裕が突然に無くなりました。

これから2年間は続くパンデミック時代を機に絶滅してしまうものは何かと言えば、現場に人がいないと回らない工程を放置した会社です。

工場の建屋に入る時に体温計で熱をチェックしないといけなくなっている会社は多いでしょう。ところが、COVID-19は無症候の感染者も確認されています。入り口の体温チェックは容易に突破され、クラスターが発生し、生産活動は停止してしまいます。

現場には人がほとんどいなくて遠隔からコントロールできるようにしてある、

これが今後の強い現場の目指すイメージです。

しかも、向こう二年間は大陸相互間で玉突き事故的にパンデミックが起きます。

「緩和措置が取られている一瞬の余裕を最大限に活用」して「鬼の居ぬ間に洗濯」するように猛スピードでデジタルトランスフォメーションを進める必要があります。

BCPの観点から直ちに対策を打たないといけません。

(※BCP:Business Continuity Planning。災厄が起きても仕事が続けられる体制作り。)

人海戦術頼りの現場をオンラインでAI化

これまで人工知能の導入のためにはAIの様々な手法を熟知したデータサイエンティストを掻き集めて人海戦術で行うのが当たり前でした。

しかし、このような人海戦術頼りのAI化は不可能です。

アドダイスは、全てクラウドでAI導入・AI運用が可能なSoLoMoNテクノロジーに基づくAIサービスを提供しています。

①AIをオンライン・サービスを使って自分で育てられます。

②導入後のAI継続育成と管理もオンライン・サービスから行えます。

結果として、現場に人が行かなくても動かせるようになります。

安心安全な暮らしを守る、その最前線にいる現場の人達を現場張り付きから解放することを使命としてアドダイスは活動してきました。

コロナの感染が広がることで、医療・工場・施設管理・物流など在宅勤務にしたくてもできない仕事を担っている人達の努力で世界が支えられていることを皆さん実感したのではないでしょうか。

無くてはならない大事な仕事だからこそ、AI化を進めましょう。

クラウド越しにAIの判断結果をチェックしたり、AIの支援でストレス無く診断できる社会を一刻も早く作る必要があります。

画像装置がある現場やセンサーが既に設置済みの現場であれば今からすぐAI化がオンラインで可能です。

いますぐ、アドダイスへお問い合わせください。

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